からだの声に耳をすましてみる―名古屋でセミナー
昨日(6月19日)、名古屋で「管理者・支援者のためのセルフケア」について、3時間ほど、お話をさせていただいた。
NPO法人キャリアデザインフォーラムとプロ講師養成スクール受講生自主研究会の共催(いずれもARENA ADVANCE代表の犬塚尚美先生が主宰)。
管理者・支援者のためのセルフケアといっても、受講生は、メンタルヘルスについてはそれぞれ造詣の深い方ばかりなので、理論編はラザルスのシステム理論だけ簡単にお話して、セルフケアの実技にほとんどの時間をさいた。
最近の自分たちの生活を振り返ってみると、①仕事に追いまくられる毎日で体はほぼ自動操縦の状態、②機械を介した外部とのコミュニケーションに追われ、自分自身とのコミュニケーションはほとんどゼロの状態。
そこで、副題として「からだの声に耳をすましてみる」として、マインドフルネスを念頭においたいくつかのスキルを体得してもらうことにした。
①ハーバート・ベンソンのリラクセーション反応について
②アレクサンダー・テクニークのボディマッピングの説明
③呼吸法
④ボディ・スキャン
⑤気がかりの整理(クリアリング・ア・スペース)
セミナー後一人でもできるように、増井武士先生の『こころの生理学』に基づいた手法を練習していただいた。
本来は、最後に自律訓練法の基本をお話しようと思っていたが、クリアリング・ア・スペースの練習に意外に時間をとってしまったので、第1空間感覚練習の一部を紹介させていただいただけで、残念ながら今回は時間切れ。
機会があればまたお話させていただきたいと思っている。
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