現象学から解放
現象学―なんだかいつも心の片隅にひっかかっている。
もう何年になるのだろう。
何回チャレンジしても、途中で挫折。
別に現象学が理解できなくても何ら困ることはないのに、何故だか中途挫折していることがひっかかる。
フランクルを読んでいると、マックス・シェーラーにたどり着くし、マックス・シェーラーを理解しようとすると、どうしてもフッサールが顔を出す。現象学だ。
要するにゲシュタルトが地にならないからだ。
覚悟を決め、5年前に読んで中途挫折していた『これが現象学だ』を探し出して、1週間かけて、最後まで読み切った。今日読み切った。
理解できたかどうかは分からない。分からなくてもいい。
読み切ってみると、心の中で1箇所だけつながっていなかった輪がつながった。
図が地になった。
長い間心にひっかかっていた現象学から、今日解放された。
ほっとしたような不思議なような―そんな気持ちを味わっている。
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