医学的ストレス研究と心理学的ストレス研究との出会い
最近脚光を浴びだした心理療法に「マインドフルネス認知療法」というのがある。
うつ病の再発防止に効果的とか。
マインドフルネスとは、意図的に今この瞬間に、価値判断をすることなく注意を向けること(マインドフルネス認知療法)。
要するに、ネガティブな思考パターンを芽の内に摘み取るということ。
今日帰りの電車の中で、杉晴夫『ストレスとはなんだろう』を読んでいて、あっと声をあげそうになった。
そもそも、大脳皮質と自律神経系とを結びつけている連絡路は、今のところ未知である。
ただ、神経連絡路があると仮定した方がストレス理論からは合理的だ。
精神的ストレスを絶えず思い煩っていると、大脳皮質と自律神経中枢を連絡する「眠った神経連絡路」が徐々に目覚めてゆき、両者をつなぐ太いパイプとなってしまう。
医学的・生理的ストレス研究と心理学的ストレス研究のつながりが見えた気がした。
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