パソコン復旧悪戦苦闘記
先日突然、パソコンがダウンしてしまった。
ダウンというより、ウイルスのようなものが駐在してしまって、ソフトが立ち上がらなくなってしまったのだ。
起動し直しても直らない。
スタンドアロン時代のパソコンは少しは分かっていたが、ネットワーク時代のパソコンはほとんどお手上げ。最も年ということもあるが。
こんな状態になると以前はパニック状態に陥ってしまったが、今回は意外と冷静だった。
まず、メールが使えない状態で何をしなければいけないか―ブレスト風に雑記帳に書き出していった。
まずは、気になる人に連絡をしなければ。
携帯にアドレスがある人はいいが、携帯に登録していない人はどうする。
幸いエクスプローラーのマイドキュメントは見ることができる。
検索のファイルの中に「最近の電子メール」がある。
そこを開いてみると、最近送受信したメールのアドレスを読むことができる。
それを携帯のアドレスに入力した。
とりあえず知らせおかなければならない人がリストアップできたので、メールがダウンしたので、何かあれば携帯に連絡していただくようお願いした。
連絡をし終わってみると、ほっとしたのか、なんだか心が軽くなった。
軽くなったというより、情報過多から解放されたような安堵感。
インターネットが見られなくてもいい、心静かに本が読め、心静かに思索にふけることができる―そんな思いが心の底から湧いてきた。
自分が取り戻せたようなそんな感覚に包まれた。
でも、ブログのことなどもあり、このまま放っておくわけにもいかない。
結構パソコンに詳しい息子に助けを求めると―レジストリが書き換えられているようなので、あるいはセーフモードで立ち上げたらどうにかなるのでは、とのアドバイス。
ここから先は、自分でも初めての冒険。
電源を無理に切断し、再起動してみると、思った通りセーフモードでの起動のプロンプトが表示された。
それに従って起動してみたが、レジストリが書き換えられているので、やはり同じで、ソフトは立ち上がらない。
再度セーフモードでの起動をしてみると、「復元」の機能があることに気づいた。
まずは単純に復元を選択して立ち上げてみると―期待したが、やはりもとのとおり。失望。
人間の体とは違って、そのままにしておいても、自然には直らない。
気を取り直して、再度「復元」に挑戦。
よくよく見ると、復元時期を選べるらしいことに気づいた。
一番古い時期を選択して復元を試みたが、無情にも復元不可能との表示。
そこで、パソコンがダウンしたらしい時間よりも少し前に設定して復元してみた。
期待せずに立ち上がりを待っていると、やっと以前の状態に戻って立ち上がった。
恐る恐る息子宛にテストメールを送信してみると、何とか成功!
インストール済みのソフトも無事、勿論データも無事。
それにしても、ウイルスに感染する前に状態に戻せたことは、なんだかタイムトンネルを通って、過去に戻ったような不思議な感覚だ。
あのウイルスはどこへいったのだろう?
あの時間帯は一体何だったのだろう?
ウイルスの身になってみると一夜の夢だったのだろうか?
いずれとにかく、冷静に対処することで今回の危機は乗り切ることができた。
小さいながら自己効力感を感じた出来事だった。
※いよいよとなったら、でんでん工房代表の中村睦さんに助けを求めようと思っていましたが、何とかなりました。
※いつになく長文となり失礼しました。
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