それでも海と生きる
東日本大震災の続き。
震災から丁度1ヶ月後の4月11日。
日経朝刊に、こんな記事が掲載された。
それでも海と生きる
わしらは海でしか生きられない。操業46年の高橋さんは笑う。
見出しに引き込まれ、続いて震えるほどの感動に包まれた。
ああ、これはまさにフランクル(ヴィクトール・エミール)だ。
もし私が高橋さんだったらどうするだろう。
海を捨て陸に糧を求めるだろうか。
それでも海に帰るだろうか。
どちらも正解だろう。
でもフランクルだったら、きっとこう言うだろう。
私たち一人ひとりには〈なすべき何か〉が与えられている。
その〈何か〉は、わたしたちによって発見され、実現されるのを待っている。
わたしたちは、この〈何か〉によって必要とされ、それを実現するのを待たれているのだ。
わたしたちは、そういう存在なのだ。
それでも海に生きる。
それでも人生にイエスと言う。
今、身を以てフランクルを体験している―そんな自分がいる。
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