iPhone奮戦記⑤―星座表購入
これも念願だった〈星座表〉を購入した。
iPhoneを空にかざすと、目の前に見えている星座や星を教えてくれる。
夜空にかざさなくても、画面を見ているだけでもプラネタリウムを小さな画面にぎゅっと凝縮して見せてくれる。
iPhoneの動きにあわせて星たちがゆらゆら揺れる。
今でもそうだが、星空を眺めることと、戦闘機を眺めることが好きだった。
当時は勿論〈星座表〉などはない。
星図と7の50という双眼鏡で目指す星を見つけ、見つけたら天体望遠鏡で眺めるということを、飽きもせず繰り返していた。
中でも二重星が好きで、肉眼では一つの星が、望遠鏡では二つの星に分かれ、あたかも天上の宝石のような輝きを放つのを時間を忘れて眺めていた。
白鳥座のアルビレオが特にお気に入りだった。
◆
気がつくと、天体望遠鏡も納戸にしまい込んだまま。
あれほど夢中になった星図も本棚の隅で小さくなっている。
フラムスチードの星座絵もほこりにまみれている。
〈星座表〉がマドレーヌのように一気に20年も前にいざなってくれる。
iPhoneに出会えて本当によかったと思えるこの頃。
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