新井 典生: 2011年7月アーカイブ

通勤時に歩きながらipfoneで論語を聞いている。
素読と読み下しのリズムが心地よい。

今朝、為政第二のところで、あの有名なフレーズが読み上げられた。

子曰(子曰はく)吾十有五而志于学(吾十有五にして学に志し)三十而立(三十にして立つ)四十而不惑(四十にして惑はず)五十而知天命(五十にして天命を知る)
六十而耳順(六十にして耳順ひ)

なるほど
五十歳で天命を知った。
六十歳で人の言うことを逆らわないで聴けるようになった―か。
私も間もなく63歳になるが、その境地になっているのだろうか。

そんなことを考えたとき、耳に次のフレーズが飛び込んできた。

七十而従心所欲不踰矩(七十にして心の欲する所に従ひて矩を踰えず)

ああ、まだまだ上があったんだ。
まだ自分にも頑張れる余地があるんだ!
まだまだ人間として成長してゆく目標があるんだ!

何だか、10歳も若返った気がした。
何だか、とても嬉しくなった。

先日家内がゴーヤの苗を植えた。
毎日水をやって大切に育てている。
ぐんぐん伸びて、たくさんの花をつけるようになった。
ところが実らしきものが見当たらない。

はてーと易を執ってみた。
沢地萃の六二
二陽四陰の卦。
よくよくみると四陰の花の間に、二陽のゴーヤの実が。

3日ほど前、家内から小さなゴーヤの実を二つ見つけたとの報告。
やれやれ。


MacBook Proには、マウスがついていない。
iPhoneのように、複数の指を使い分ける「マルチタッチジェスチャ」方式だ。
昨日までのダイナブックは、マウスでの操作だ。

マウスは、食事で言えば「箸」で食べるようなもの。
マルチタッチは、指でカレーライスを食べるようなもの。

いったいこの操作は、1本指だったか、2本指だったか、3本指だったか。
MacOSライオンになると、4本指も加わるとか。
おいしい料理を前に、食べ方でつまずいている。
ダイヤモンド社の『自分ごとだと人は動く』を読んでいたら、「人間とはタグの集合である」というフレーズにぶつかった。
最近、エバーノートにこっているので意味はすぐ飲み込めた。

平成2年頃だったと思うが、ある評論家の講演を聞いたことがある。
テーマは失念してしまったが、とても印象に残った言葉がある。

昔は十人一色だった。
今は、十人十色だと言われる。
しかし、本当は、一人十色だ。

「人間とはタグの集合である」と「一人十色」は、表現こそ違え心は同じかも知れない。
そんなことを思った。

<blockquote>昨日の7月15日、念願のMacが稼働開始。
MacBookPro。
今週の10日にMacが届き、昨日15日にMac通の息子に立ち上げてもらった。

Macとの初めての出会いは今から27年前。
東芝のPASOPIA16でBASICを使って、うんうん言いながら簡単なビジネスプログラムを自作していた頃。
1983年にアップルコンピュータがLisa(リサ)を発売した。
会議室にでんとすえられたLisa。
今から思えば当たり前のことだが、マウスというものがくるくる動いてディレクトリの領域がパッと広がったことに仰天した。

2回目の出会いは、22年前。
Macショップでのデモ。
RISC(縮小命令セットコンピュータ)を積んだPower Macintosh。
複雑な画像の素早い動きに目を見張った。

あのマルセル・プルーストのマドレーヌのように、20数年前の思い出がこみ上げてくる。
</blockquote>

今年の2月にiPhoneを購入して、転びながら使い方を学んできた。
あわせて『iPhoneのすごい中身』という本からは、iPhoneのすばらしいテクノロジーも学んだ。
30年在籍した東芝のディスプレイもiPhoneの存在を支えていると知り、ちょっと誇らしくも感じた。

改めて我がiPhoneのアプリを眺めてみると。
クラウドとして、Evernote、Dropbox、MindMeister。
カレンダーは、SnapCal。
辞書は、大辞林と角川類語新辞典と英辞郎。
発想支援ツールとして、iMandalArtとProjectPlanner。
ユーティリティとして、PostEverとQuickVoice。

最近、よたよたながらもようやくなんとか使えるようになってきた。
iPhone奮戦記も今回ちょうど10回目を迎えたので、この辺で一応〈完〉とさせていただきます。

アップルからアイクラウドが発表になった。

Mac Fanにはこうある。
アイクラウドの対象デバイスは、iPadやiPhone、iPodタッチ、Mac(ライオン)、そしてウィンドウズ。

密教には、曼荼羅という不思議な図がある。
胎蔵曼荼羅には、大日如来などの仏の他に、当時の印度の神々なども含まれていて、仏教だとかヒンズー教だとか区別せず、風呂敷を広げたように仏の大きな心を表している。

アイクラウドは、アップルのiPadやiPhoneは勿論、ウィンドウズのビスタや7までをも包含するとのこと。
そうすると、アイクラウドとは、現代の曼荼羅なのかもしれない。

新井 典生

《プロフィール》
高校1年生のときに自宅で塾を開きました。中学生を対象に大学4年生まで7年間、塾を続けました。
40年間の会社生活では、企業法務・人事・メンタルヘルスを経験しました。
この間、心理カウンセリングと易学を学びました。
そして、40年の会社生活の最後の最後に、人材育成インストラクターに戻りました。
1.人材育成インストラクター
2.心理カウンセラー(再決断療法)
3.占断応需(周易、奇門遁甲)

《資 格》
BCBファシリテーター
産業カウンセラー、THP心理相談員、衛生管理者
思考場療法(TFT)上級セラピスト、再決断療法カウンセラー
大阪商工会議所メンタルヘルスマネジメント検定Ⅰ種
易学、奇門遁甲

《所属団体》
日本産業カウンセラー協会
日本自律訓練学会
日本プロフェッショナル講師フォーラム。

カテゴリ

BCBブログメンバー一覧は、 http://www.bcb.jp/facili/bloglist-main.htmlへ。

最近のコメント

2011年8月

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

サインイン